メモ帳みたいなアレ

-思いついたことを忘れないうちにメモする-

最近あちこちで流行ってる、人を集団で批判する娯楽

「スカッとシリーズ」とか、「迷惑な客あるある」とか、YouTubeを見てると流行ってるみたい。皆もよく流れてくるのを見るよね。

 

「スカッと」は、悪者を撃退するっていうよくある物語だから、まあそのエンタメ性もわかる。昔から、悪さをする鬼が退治される話は人気だからね。

 

じゃあ、「ただ迷惑な行為を寸劇でやってみせるだけの動画」は、なんで人気なの?いいねが何万もついてる。桃太郎で言えば、「鬼が人間を苦しめています。終わり。」みたいなもの。それの何が面白いのか。

あくまで私の予想だけれど、コメント欄で視聴者の皆がそろって迷惑な人を批判する、その空気が面白いから人気が出てるんじゃないかな。要は、いじめが楽しいのと同じ理由。

 

 

まずいじめについて解説。

前提として、世界中で老若男女皆がやってるんだから、多分いじめは楽しいんだろうね。言語も文化も何もかも違う異国でもいじめは起きているらしいから、おそらく人間は本能で「いじめは楽しい」って思うようになってるんだろう。(じゃあどうしてそうなってるかは、自分で調べてね。多分社会性とか集団生活とかの代償だと思うけど、私は知らない。)

 

「楽しいから誰かをいじめたい」と考える人は一定数いる。でも、理由もなく誰かをいじめるのは世間体を気にしちゃう。そこで、適当に理由を探すんだ。体型とか知能とか、何かやらかしたこととか。君も多分、関わっていないとしても、1つくらい思い当たる記憶があるよね。

 

 

元の話に戻るけど、「人に迷惑をかけた」っていう理由づけがあらかじめできてたら、世間体なんて気にすることもなくいじめることができるよね。それでコメント欄がいじめみたいなことになる。そうすると、再生数が伸びる。人気になる。

ここに目をつけた動画投稿者、賢い!

 

しかも、そういう動画は特定の人を狙っていじめてるわけじゃない(つまり被害者がいない)から、悪いこととは言えない。誰も傷つけずにいじめをできる画期的な発明。

 

個人的にはああいう雰囲気すごい苦手なんだけどね。

あれに参加してる人は、ダメとは言わないけど、いじめの快感の中毒にならないように気をつけてね。どんなことにも言えるけど、楽しいって中毒性があるんだわ。